カンパニア州知事、ナポリを批判するユーベに不満「C・ロナウドの感染を防いだのに…」

ナポリを州都とするカンパニア州知事のヴィンチェンツォ・デ・ルカ氏は、試合中止に対するユベントスの態度を口撃している。

注目の一戦が中止に…ナポリの遠征不可でユーベが不戦勝

現地時間4日に開催予定だったユーベとナポリの一戦は、試合4日前にナポリの複数選手にコロナウイルスの陽性反応が確認され、キックオフ直前に中止が決定。3-0でユーベの不戦勝となり、アンドレア・アニェッリ会長は試合延期を求めるナポリを批判した。そんな中デ・ルカ州知事はSNSで、アニェッリ会長の発言を「恥ずかしい」と罵倒している。

「ナポリが試合に出向かなかったのはプロトコルに沿った対応だからであり、ユーベはスアジアムでボールボーイと遊んでいた。哲学者ショーペンハウアーはかつて、“名誉は勝つためにあるのではなく、失ってはならないだけだ”と言った。私たちがトリノに向かっていたら名誉を失っていただろう」。

「クリスティアーノ・ロナウドが、ナポリが遠征に行かない事で感染しなかったのに誰も感謝していない。想像してみてくれ。もしナポリがジェノア戦で何人も感染者を出したように、C・ロナウドがナポリ戦後に陽性反応を示していたら…。私たちはニューヨーク・タイムズの一面を飾っていただろう」。

カンパニア州知事がユーベの態度に不満

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