【地方移住検討中】20地域とオンライン移住相談してみた結果

テレワークでの働き方が日常になって、オンラインで移住相談することにも抵抗がなくなった。新型コロナの影響で地方の自治体も対面相談からオンラインでの移住相談へシフトしている。今までなら、まずは現地下見だったけど、オンライン移住相談のおかげで、下見に行くべきかも事前に判断できるようになった。今回は、オンライン移住相談での振り返りを踏まえ、実際に下見に行くべき移住候補地を整理してみる。

オンライン移住相談とは?

自治体などでは、対面での移住相談からオンラインの移住相談にシフトしている。事前に予約が必要(3日ぐらい前まで)。多くはZoomを利用。30分から1時間で、町の紹介や、質問に答えてくれる。自治体によってはパンフレットを郵送してくれたり、不動産屋さんを紹介してくれるところもある。自治体への相談は無料なので使わない手はない。

オンライン移住相談してみた自治体など

自治体のオンライン移住相談、Nativ.Media地方移住ホンネサロン、SNSで知り合った方など、この数ヶ月で移住相談員や実際の移住者さんから、たくさん話を聞くことができた。最終的に移住先を決めるには、現地の雰囲気だったり、インフラ状況など、いくつかポイントがあるんだろうけど、オンライン相談でも十分に絞り込みはできると感じた。

■宮城県栗原市
■宮城県気仙沼市
■群馬県
■茨城県那珂市
■神奈川県小田原市
■長野県伊那市
■長野県松本市
■長野県安曇野市
■山梨県北杜市
■山梨県都留市
■山梨県山梨市
■静岡県沼津市
■静岡県島田市
■静岡県三島市
■静岡県藤枝市
■静岡県焼津市
■広島県尾道市
■鳥取県鳥取市
■佐賀県唐津市
■沖縄県国頭郡国頭村 etc.

わがままオヤジの移住先選定条件

旅好きで国内外100都市以上をひとり旅をしてきたが、地方移住となる視点がまったく異なる。旅はアルバムに収まる思い出作りのようなもの、どちらかというとシンボリックで動的なモノを求める。移住は生活そのものなので、環境面や行政サポートなど静的な要素が重要と考えている。以下が移住先を選定する上での大まかな条件。

■東京へのアクセスの良さ〜100km県内で電車・車で2時間ぐらい。月2回は東京へ行くことを想定。
■景観が良い〜出来れば富士山を毎日みたい。
■移住者の受け入れ体制が整っている〜年間30人以上の移住者がいれば大丈夫と想定。
■町の中心部まで車で20〜30分で行ける〜家通しのソーシャルディスタンスも保ちたい。
■災害に強い〜もちろん確率論だが、地盤の強さや気候状況はある程度重要。

追加条件
■コワーキングスペース〜テレワーク移住を前提とした時、この環境は必要かと。

オンライン移住相談してみてわかったこと

30分は意外と短い。何を知りたいのかを明確にしておいた方が良い。実際の気候や車の渋滞状況、住みたいエリアの環境などは、やはり現地の人に聞くに限る。とても参考になる。景観なども気になる場合は、聞いておいた方が良い。ちなみに景観の良し悪しで家賃が変わる地域もあります。相談員を通して町を見ているので、相談員の対応が良いと、ついその町がいい町だと思ってしまう。

オンライン移住相談の結果、除外&移住したい町

■候補地の除外〜探せばもちろんあるのだろうけど、家賃が高い、あるいは住宅物件が少ないと感じた町は除外。城下町や復興エリアなどは比較的家賃が高い。また本州以外は、LCCを使えば東京への空路アクセスも容易かと思ったが、便数も少なく、やはり不便かと。ちょっと思いきれないかなと思った。移住受け入れについて積極的でない自治体(支援やお試し移住などが乏しいetc.)も除外。

■静岡県藤枝市、長野県松本市、静岡県三島市は、以前の移住してみたい地方都市の記事で触れたので、興味があればそちらを見て頂きたい。

今回は、それ以外で移住したいなと思った町とその理由について。

■山梨県都留市〜標高800m(高尾山とほぼ同じ)で夏は涼しい、冬はもちろん厳しいが雪に悩まされることはない。新宿から電車で約90分というアクセスの良さ。公立大学法人都留文科大学を擁し約3万人の人口に対し学生が1割。学生が多いので飲食店も多いらしく、住みやすそう。

■静岡県焼津市〜富士山と駿河湾が望める癒やしの景観が魅力。魚介類が大好きなので、焼津さかなセンターに通いたい。移住者も集まりやすいコワーキングスペースがあったりするのは嬉しい。気候も良く、自然災害等も近年少ないのでいいかなと。東京へのアクセスがいいのも魅力。

■佐賀県唐津市〜さすがに思い切りがいる距離だが、福岡空港まで1時間ぐらいで行けるので何とかなるかも知れない。鏡山公園から眺める絶景に癒やされたい。呼子のイカ、佐賀牛、からつバーガーetc.美味しいもの三昧。おしゃれなコワーキングスペースが複数ある。お試し移住が1ヶ月無料というのも移住者に優しい。

■茨城県那珂市〜水戸市やひたちなか市に隣接。これといった特徴がないように思えた町。だからこそで、近場で素朴な田舎暮らしが出来るような気がした。常陸野ネストビールの蔵元があるは、ちょっと嬉しい。人口約5.5万人というのも多からず、少なからずでちょうど良いかと。

筆者について

都内在住、旅行会社勤務40代会社員。この先1〜2年で地方移住を検討している。東京から脱出したいわけだが、単に田舎暮らしをしたい訳ではない。衣食住、仕事、人、金、情報、趣味、すべての自由度を今よりぐんと上げるために地方移住を計画している。あたらしい働き方でテレワークが日常になった今、もっとライフスタイルを重視した生き方ができると考えている。

■ブログ
地方移住してテレワークで働けば、人生めちゃ楽しいやん!と思う。

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