リヴァプールら主導の「集権構想」、プレミアリーグと英政府は非難

2019-20シーズンに悲願だったプレミアリーグ初優勝を遂げたリヴァプール。

日本代表FW南野拓実もこんな形でチャンピオンフラッグを掲げている。

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画面中央でアンドリュー・ロバートソンとともにフラッグを持っているのが南野だ。

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そのリヴァプールとマンチェスター・ユナイテッドが主導する「Project Big Picture」が物議を醸している。このプロジェクトは『Telegraph』がすっぱ抜いたものだ。

プレミアリーグのチーム数を20から18に減らしたうえ、ビッグ6(リヴァプール、ユナイテッド、シティ、チェルシー、アーセナル、トッテナム)の力を他チームに比べて大幅に強化するものとされている。また、現行システムのリーグカップやコミュニティ・シールドの終了も含まれているという。

また、プレミアリーグは年間収益の25%をEFL(英2~4部)に渡すことも提案されている。

EFLのリック・パリー会長は「プレミアリーグとEFLのギャップは、EFLとプレミアリーグを移行するクラブにとって埋めることができない隔たりになっている」、「新しい提案はプレミアリーグとチャンピオンシップ(英2部)とのギャップを最終的に埋めるだろう」と支持を表明している。

ただ、プレミアリーグと英国政府はこの提案に反対の意を示した。

プレミアリーグは「今計画の提案の多くはゲーム全体に悪影響を与える可能性がある。パリー会長が公に支持したことに失望している」などとの声明を発表。また、英国のデジタル・文化・メディア・スポーツ省も「密室取引」だと非難している。

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