戦前は中島航空金属が鋳物を製造していました【駅ぶら04】西武池袋線035

※2020年8月撮影

トップ画像は、東久留米上りホームから通過する下り特急列車「ちちぶ」。望遠レンズで撮ると「異様なほどの新しさ」が強調されますね。

では前面展望です。ひばりヶ丘駅を出発。

※2020年6月撮影

西武池袋線は所沢駅に向かってさらに北上します。右カーブで進路は北に向かうのです。

※2020年6月撮影

大きなマンションがたくさんありますね。

※2020年6月撮影

駅が見えました。手前の左に西武鉄道の久留米変電所があります。架線にも何か複雑な仕掛けがある様です。筆者は電気の仕組みが全く分からないので、すみません。

※2020年6月撮影

相対式ホームに比べて、巨大な橋上駅舎に見えます。ひばりヶ丘駅から1.4kmで大泉学園駅です。

※2020年6月撮影

相対式ホームの上屋が島式ホームの形をしていませんか?

※2020年6月撮影

ここから【駅ぶら】カット。8月の撮影です。この日は太陽がカッと照りつけたかと思うと雲に隠れたり、光線が瞬時に変化します。上りホーム、筆者が降りた各駅停車池袋行が出て行きます。

※2020年8月撮影

上り列車が見えなくなってもう1枚。橋上駅舎は池袋側です。

※2020年8月撮影

こちらは飯能・秩父方面。線路の先の方は雲の影に入っています。

※2020年8月撮影

駅名標。

※2020年8月撮影

東久留米駅は、1915年(大正4年)武蔵野鉄道の駅として開業。1938年(昭和13年)中島飛行機工場が今の吉祥寺井の頭公園の南側に建設されました。東久留米駅近くにも中島航空金属株式会社が設立され鋳物製造に必要な砂を東久留米駅から敷かれた2.8kmの支線で運搬しました。有名なゼロ戦や隼のエンジンを作っていたのです。今は平和な住宅街にもその様な歴史があるのですね。

相対式ホーム2面2線なのにホーム上屋が島式ホームなのは、かつて貨物列車発着用の島式ホームだったからです。1970年(昭和45年)現在の相対式ホーム2面2線に改築されます。

1994年(平成6年)橋上駅舎が完成。西口・東口が新設されました。2010年(平成22年)北口駅舎跡に「Emio東久留米」オープン。

橋上駅舎に上がりました。改札口、ドーム形で凝った天井です。正面には高級スーパーマーケット「成城石井」があります。

※2020年8月撮影

東西自由通路から改札口。「TOMONY」があります。天井がなかなか魅力的でしょ?

※2020年8月撮影

まず東口に行ってみます。左には北口と書かれています。

※2020年8月撮影

自由通路から東口駅前広場のバスロータリーが見下ろせます。

※2020年8月撮影

では、次回は地上に降ります。

【駅ぶら04】西武池袋線036 に続きます。

(写真・文章/住田至朗)

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