フェルスタッペン2位「まさか最速ラップも記録できるなんて!車の向上を感じる」レッドブル・ホンダ【F1第11戦】

 2020年F1アイフェルGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2位を獲得、今季8回目の表彰台を達成した。

 フェルスタッペンは3番グリッドからソフトタイヤでスタート、その位置を維持して序盤を走行する。首位のバルテリ・ボッタス(メルセデス)がタイヤをロックさせてダメージを負ったため、早めのピットストップを行い、フェルスタッペンはルイス・ハミルトン(メルセデス)に続く2番手に。バーチャル・セーフティカー出動中の16周目にミディアムタイヤに交換、その直後、ボッタスがパワーユニット(PU/エンジン)トラブルでリタイアしたため、フェルスタッペンは2番手を堅守、セーフティカー出動時の45周目にソフトタイヤに交換した後、2位でフィニッシュした。フェルスタッペンは、最終ラップにルイス・ハミルトン(メルセデス)のタイムを塗り替えて今季2回目のファステストラップ(1分28秒139)を記録、追加の1ポイントを獲得することにも成功した。

 フェルスタッペンは11戦終了時点で147点を獲得、ドライバーズランキング3位につけており、2位ボッタスとの差を14点に縮めている。

2020年F1第11戦アイフェルGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2位を獲得

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=2位
 全体的にポジティブな週末だった。今回も2位を獲得できたことは喜んでいいと思う。決勝中、ルイスにできるだけ近い位置を走り続けようとしたが、彼と戦えるだけのペースはなかった。それでも今日のパフォーマンスには満足している。

 今週末、このマシンを改善することができたのでうれしく思う。とはいえもっと進歩する必要がある。毎週末メルセデスと戦えるよう、これからも努力していく。

 セーフティカー後のリスタートは、低温のなかでタイヤが冷えてしまっていて、苦労した。後方のマシンは僕らに追いつくなかで温度を上げることができて有利だったから、なおさら厳しかった。それでも彼らを抑えることに成功し、ルイスと一緒に彼らを引き離していった。

 ファステストラップを記録し、追加ポイントを獲得できたこともうれしい。そしてもちろん、ダニエル(・リカルド)がまた表彰台に上がったのもよかった。彼は素晴らしいドライバーだ。表彰台に値する。

(決勝後の会見で語り)今日の2位は自分たちの実力どおりの位置であり、そこでフィニッシュすることが何より重要だ。彼ら(メルセデス)は速すぎたので、今日は自分たちのレースをしょうとした。

 今回新しいパーツを持ち込み、マシンは間違いなく向上した。マシンからさらに力を引き出すために努力していく。

 最終ラップで「(ファステストラップを)狙ってみよう」と思った。楽しかったよ。やれると思わなかったけど、全力でプッシュして、結果を見てみようと思った。そしたら幸いうまくいった。ファステストラップを獲れたのはよかったし、それによって追加で1点稼ぐこともできた。すごくうれしい。

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