「高額な電子マネー購入に声掛け」 特殊詐欺防止でコンビニ店長らに感謝状 諫早署

中村署長(右)から感謝状を贈られた馬場店長(中央)、浅野さん=諫早署

 諫早署は7日、特殊詐欺被害を防いだとして、長崎県諫早市松里町、ファミリーマート諫早松里店の馬場弘幸店長(58)とパート従業員、浅野陽子さん(39)に感謝状などを贈った。
 同署などによると、9月9日午後2時半ごろ、来店した60代男性が携帯電話で話しながら、電子マネー30万円分を購入しようとした。2人は詐欺を疑い、警察に相談するよう助言し、男性は交番に届け出た。男性は「有料サイトの未払い金がある」と支払いを求められたという。
 同署で中村勝重署長から感謝状を受け取った馬場店長は「高額な電子マネーを購入するお客さまには積極的に声掛けしている」、浅野さんも「テレビなどで紹介されている特殊詐欺が身近であることを実感したので今後も気を付けたい」と話した。
 今年、同署管内で特殊詐欺被害認知はゼロ件(10月6日現在)。

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