九州地区高校野球大会大分県予選 全試合で圧勝した明豊が優勝

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九州地区高校野球大会県予選

2回戦  9−2大分工業(7回コールド)

3回戦  9−1安心院・日田(7回コールド)

準々決勝 13−2大分舞鶴(5回コールド)

準決勝  10−1藤蔭

決勝   20−0大分商業

 

 春のセンバツ甲子園への第一歩となる「第147回九州地区高校野球大会県予選」の決勝は、昨年と同じカードとなった。明豊が序盤から一度も流れを渡すことなく大分商業に20−0で勝利し、優勝した。

 

 春、夏の全国高校大会で通算11回の出場を誇る明豊は、新チームとなった8月の県高校野球選手権大会支部予選で川崎絢平監督に、「ここ5年間のチームで一番弱い」と評価される。だが、「あきらめる必要はない。勝つための方法はある」と言われ、奮起した。キャプテンの幸修也(2年)は「先輩たちに比べて個々の能力は劣るが、チームとしてできることはある」と、自分たちの野球とは何かを考えたという。

 

 まず実行したことが、監督の要求に応えること。長打を打てないなら、つないで切れ目のない打線を目指す。犠打と犠飛、盗塁など機動力を生かした攻撃を目指した。川崎監督は、「昨年に比べ大砲がいない。今年はピストル打線」と笑ったが、素直で謙虚な選手が多い新チームに手応えを感じていた。「僕らの要求に選手は全部応える。『こうやれば勝てますよね』と次から次と求められるので、こっちのプレッシャーが大きい」とは苦笑い混じりの打ち明け話。選手の勝ちたい思いが指導者の想像を超える成長を促し、試合を重ねるごとに監督の思考の部分と選手のプレーがかみ合った。今大会は初戦から大量得点で頂点まで突き抜けた。ただ、そのスコアを見て驚くのが、ヒット数より得点数が上回る試合が多かったことだ。決勝戦はヒット数12に対し20得点。この数字が示すように、残塁が少なく、得点機を作り出す術を全選手が共有できている。

決勝戦で完封した太田虎次朗

大量点を挙げた打線に目が行くが、投手陣もズバ抜けている。右の京本真(2年)、左の太田虎次朗(2年)の2枚看板は安定感が抜群。2つの軸を中心に今大会は5試合で6失点。京本と太田は互いにライバルとしての意識が高く、京本が「2枚看板ではなく、自分がエースという思いで投げている」と話せば、太田は「自分のピッチングをしてチームを勝利に導く。それしか考えていない」と秘めた闘志を燃やす。川崎監督は「互いに刺激し合い、突き抜けてほしい」と期待する。

 

 今大会では接戦はなかったが、川崎監督は「九州大会では緊迫した場面で平常心でプレーできるかがポイントになる。精度を上げ、1点、ワンプレーにこだわり、緊張感のある練習をしたい」と勝ってかぶとの緒を締めた。幸は「優勝してセンバツの出場権を手にしたい。自分たちができることを確実にやる。まだまだ成長できるし、チームも強くなる」と、さらなる高みへの決意を語った。

大量点を挙げた打線に目が行くが、投手陣もズバ抜けている。右の京本真(2年)、左の太田虎次朗(2年)の2枚看板は安定感が抜群。2つの軸を中心に今大会は5試合で6失点。京本と太田は互いにライバルとしての意識が高く、京本が「2枚看板ではなく、自分がエースという思いで投げている」と話せば、太田は「自分のピッチングをしてチームを勝利に導く。それしか考えていない」と秘めた闘志を燃やす。川崎監督は「互いに刺激し合い、突き抜けてほしい」と期待する。

 

 今大会では接戦はなかったが、川崎監督は「九州大会では緊迫した場面で平常心でプレーできるかがポイントになる。精度を上げ、1点、ワンプレーにこだわり、緊張感のある練習をしたい」と勝ってかぶとの緒を締めた。幸は「優勝してセンバツの出場権を手にしたい。自分たちができることを確実にやる。まだまだ成長できるし、チームも強くなる」と、さらなる高みへの決意を語った。

九州大会では連覇を狙う明豊

(柚野真也)