【新型コロナ】12日の神奈川県内、1人死亡 女児や教諭、巡査ら29人感染

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で12日、新たに10歳未満~80代の男女29人の感染が確認された。うち22人が感染経路不明。感染し入院していた70代男性の死亡も報告された。

 横浜市によると、亡くなった男性は9月18日に発熱し陽性と判明。基礎疾患はなく、死因は新型コロナによる肺炎とされた。

 同市内では、市立小学校に通う10歳未満の女児の感染も判明。市は同じクラスの児童ら計約30人の集団検査を実施し、14日まで休校とした。

 藤沢市では、県警本部留置管理課の20代男性巡査の感染が報告された。県警によると、巡査は被留置人の護送や護送バスの運転などの業務に従事していた。

 県によると、平塚市の60代男性は小田原市立小の教諭。同市教育委員会は、別の小学校に勤務する女性職員の感染も公表した。両校とも臨時休校とはせず、消毒作業などを実施した。

 ◇

 県教委は12日、横浜市内の県立特別支援学校に通う男子生徒1人が、日本郵便南関東支社も同日、相模原郵便局(相模原市中央区)の社員1人が感染したと発表した。

© 株式会社神奈川新聞社