食事時にも就活を トレーシール、長崎大で運用開始

料理を待ちながらトレーシールの企業情報に目を通す学生=長崎市文教町、長崎大文教キャンパス

 長崎県内就職に役立つ地元企業の情報を大学生に知ってもらおうと、県と長崎新聞社が共同で制作した食堂用トレーシール媒体の運用がこのほど、長崎大の学食で始まった。
 このシールは県と長崎新聞社が発行する就活と進学の情報紙「NR」が連携し、4千枚制作(B4判カラー、5パターン)。県内の有力企業や誘致企業の概要、若手社員の声を紹介しており、県内の他の大学の食堂にも順次設置する。
 長崎大では文教キャンパス(長崎市文教町)と片淵キャンパス(同市片淵4丁目)の学食用トレー約2千枚に貼付。学生たちはさまざまなパターンのプレートを手に取り、カウンターで料理を待つ時間や、食事後に掲載された企業情報に目を留めていた。多文化社会学部3年の川越汐莉さん(20)は「普段は友人と就活の話をしないので、話題にするきっかけになる」と話した。

© 株式会社長崎新聞社