WHO、「集団免疫」依存に警告

野放図な感染は問題

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世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長=3月、ジュネーブ(AP=共同)

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は12日、新型コロナウイルスを巡り、人口の多くが抗体を持つことで感染が広がりにくくなるとされる「集団免疫」をワクチンではなく、野放図な感染拡大により獲得することは「科学的にも、倫理的にも問題がある」と警告。感染を放置することによる集団免疫は安易に用いる方策ではないと戒め、感染防止徹底を求めた。

 テドロス氏は、はしかは人口の95%、ポリオ(小児まひ)は80%のワクチン接種で集団免疫が実現し、残りの人口が守られると例を挙げた。