ブレーブス・ライリーが決勝弾!25年ぶり世界一へ白星スタート

【ブレーブス5-1ドジャース】@グローブライフ・フィールド

ブレーブスとドジャースが対戦するナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズが開幕し、今季初めての有観客試合は終盤まで1点を争うロースコアの接戦が繰り広げられた。ブレーブスは1対1の同点で迎えた9回表に9番オースティン・ライリーの勝ち越し弾などで4点を奪い、5対1で勝利。ワイルドカード・シリーズと地区シリーズを無敗で勝ち上がってきたチーム同士の対戦の初戦を制し、1995年以来25年ぶりの世界一に向けて白星スタートを切った。

ブレーブスが左腕マックス・フリード、ドジャースが右腕ウォーカー・ビューラーの先発で始まった一戦は、1回表一死からフレディ・フリーマンが右中間への1号ソロを放ち、ブレーブスが1点を先制。一方のドジャースも1回裏二死からヒットと四球で一・二塁のチャンスを作ったが、ウィル・スミスが空振り三振に倒れた。

ドジャースは2回裏にも二死一・二塁のチャンスを迎えたが、ムーキー・ベッツがセンターフライに倒れて無得点。ドジャース先発のビューラーは威力のあるボールを投げながらも制球に苦しみ、毎回のように走者を出したものの、要所を締めてブレーブスに追加点を許さなかった。

5回裏、ドジャースはこの回先頭のエンリケ・ヘルナンデスが1号ソロをレフトスタンドへ叩き込んで同点。左腕フリード対策としてスタメン起用された伏兵のひと振りで試合を振り出しに戻した。その後、ドジャースは6回途中、ブレーブスは7回から継投に突入。時折ピンチを招きながらも相手に勝ち越し点を与えなかった。

そして迎えた9回表、ブレーブスはこの回先頭のライリーがドジャース5番手のブレイク・トライネンからセンターへの1号ソロを放ち、勝ち越しに成功。しかし、ブレーブスの攻撃はこの1点では終わらなかった。次打者ロナルド・アクーニャJr.の二塁打から一死三塁のチャンスを作り、マーセル・オズーナが貴重な追加点となるタイムリー。さらにオジー・アルビーズにはダメ押しの1号2ランが飛び出した。

9回裏はクローザーのマーク・マランソンが無失点に抑え、ブレーブスが5対1で勝利。地区シリーズまでの5試合で4度の完封勝利をマークした投手陣がまたしても安定したピッチングを展開し、大事な初戦を制した。勝利投手はブレーブス3番手のウィル・スミス(1勝0敗)。決勝アーチを浴びたトライネンが敗戦投手(0勝1敗)となった。

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