トラストスミス、倉庫の完全自動化を支援する関連会社設立 

SMITH & LOGISTICS (スミスアンドロジスティクス)は12日、会社設立を発表した。AIを活用した物流ソリューションを提供するTRUST SMITH(トラストスミス)グループ傘下の企業として、倉庫の完全自動化への支援を行う。

今回設立したSMITH&LOGISTICS;は、運送業を中心に倉庫の完全自動化を支援する。自律走行型のAGV・フォークリフトといった最先端の技術を使用し、倉庫ごとに最適な自動化システムをオーダーメイドで提供する。また、長期に渡って効率良くかつ安全に稼働することを念頭に、竣工後の運用フェーズまでを見据えたワンストップ支援を行う方針だ。

SMITH & LOGISTICSは、完全自動倉庫の実現により、人件費削減と労働力不足の解消、データの蓄積と消費エネルギーの最適化、作業のミス・災害防止の実現を目指すと述べている。

TRUST SMITHグループの技術力イメージ図

SMITH & LOGISTICSの親会社となるTRUST SMITHは、東大発の数理・物理アルゴリズムのスタートアップ企業。これまでにも最先端のアルゴリズムを活用したソリューションの提供を通じて、製造業向けの課題解決に取り組んでいる。特許申請中の障害物回避型アームアルゴリズムの他、自動搬送ロボットや自動搬送トラックを開発してきた。

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