【MLB】「史上最高の二塁」元レッズのジョー・モーガン氏が77歳で死去 2度のMVP

レッズなどで活躍したジョー・モーガン氏【写真:AP】

元同僚のベンチ氏「私が見た最高の選手、最高の人物の1人でした」

レッズなどで活躍し、シーズンMVPに2度輝いたジョー・モーガン氏がニューロパチー(末梢神経障害)で亡くなった。77歳だった。米紙「USAトゥデイ」など複数メディアが伝えている。同紙によると、モーガン氏はカリフォルニアの自宅で息を引き取ったと家族が発表した。

モーガン氏は1963~1984年の22シーズンにわたり、メジャーリーグでプレー。アストロズの前身でキャリアをスタートさせ、1972年にレッズに移籍。75年から2年連続でシーズンMVPを獲得し、二塁手としてチームが「ビッグレッドマシン」と呼ばれた70年代中盤の全盛期を支えた。

その後、ジャイアンツやフィリーズを渡り歩き、アスレチックスでプレーした1984年に引退。通算2649試合、2517安打、268本塁打、1133打点、689盗塁、打率.271。オールスターには10度出場し、1972年にはMVPにも選出された。1990年に米殿堂入り。1998年にはレッズ在籍時の背番号「8」が永久欠番に指定された。

同紙では、レッズ全盛期の同僚だったジョニー・ベンチ氏の声明を紹介。「ジョーは史上最高の二塁手というだけでなく、私が見た最高の選手、最高の人物の1人でした」と悼んでいた。(Full-Count編集部)

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