阪神・大山が好調、高橋遥は初完投 巨人・丸は3発…セ週間ベストナインは?

阪神・大山悠輔【写真:津高良和】

首位を独走する巨人はマジックを5つ減らして12に

新型コロナウイルスの感染拡大により、3か月遅れて開幕した2020年のプロ野球。シーズンも終盤戦に差し掛かり、優勝争いも佳境を迎えている。セ・リーグは巨人が首位を独走し、パ・リーグは首位ソフトバンクと2位のロッテが激しい争いを繰り広げている。

セ・リーグは12日に巨人対中日戦が行われたこともあり、10月5日から10月12日までを1週間として、この期間の成績を検証。Full-Count独自にセ・リーグ第17週の週間ベストナインを選出した。

【セ・リーグ現在の順位表】
→1 巨人 98試合60勝32敗4分 M12
→2 阪神 96試合47勝44敗5分 12.5
↑3 中日 97試合46勝46敗5分 1.5
↓4 DeNA 98試合45勝48敗5分 1.5
→5 広島 96試合39勝48敗9分 3.0
→6 ヤクルト 95試合35勝54敗6分 5.0

【セ・リーグ第17週】
1 中日 4勝1敗0分
2 阪神 3勝2敗1分
2 広島 3勝2敗1分
4 巨人 3勝4敗0分
5 DeNA 2勝3敗0分
6 ヤクルト 1勝4敗0分

巨人が7試合を消化した一方で中日とヤクルトは5試合ずつだったセ・リーグの第17週。阪神とDeNAは雨のため1試合が中止となった。中日が4勝1敗と大きく勝ち越して3位に浮上。巨人は3勝4敗と負け越したものの、優勝へのマジックは前週から5減って、12としている。

DeNAのタイラー・オースティン【写真:荒川祐史】

DeNAオースティンはリーグトップタイの4本塁打

【第17週セ週間ベストナイン】
先発 高橋遥人(阪神)
救援 R・マルティネス(中日)
捕手 梅野隆太郎(阪神)
一塁 堂林翔太(広島)
二塁 吉川尚輝(巨人)
三塁 大山悠輔(阪神)
遊撃 田中広輔(広島)
左翼 青木宣親(ヤクルト)
中堅 丸佳浩(巨人)
右翼 オースティン(DeNA)

野手では阪神、広島、巨人から2人ずつを選出。阪神は主砲の大山が打率.423と好調で、2本塁打を放って巨人・岡本との本塁打王争いで熾烈な競争を繰り広げている。梅野は捕手ながら打率.308と打撃面でも貢献した。

広島の堂林は打率.450とハイアベレージを残して活躍。7打点もマークしており勝負強さも光った。田中広も打率.316とまずまずの成績だった。巨人の吉川尚は打率.368と好調。丸は週間打率4割に加えて3本塁打6打点で打線を牽引した。

ヤクルトの青木はリーグトップの.471と高い打率を残し、ベテラン健在を証明。DeNAのオースティンは打率.364を記録し、4本塁打7打点はリーグトップタイだった。ベストナインには入らなかったが、中日のアルモンテが打率.444、DeNAのロペスが4本塁打8打点と結果を残している。

投手では先発で阪神の高橋遥、リリーフで中日のライデル・マルティネスを選出。高橋遥は5日の巨人戦で5安打1失点、14三振を奪う力投でプロ初完投勝利をあげた。Rマルティネスは3試合に登板して無失点、2セーブをマークした。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2