ブレーブス 故障のデュバルに代わってカマルゴがロースター入り

ブレーブスは日本時間10月14日、ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦で左腹斜筋を痛めて途中交代したアダム・デュバル外野手に代えてヨハン・カマルゴ内野手をロースターに登録した。ポストシーズンのルールでは、故障を理由にロースターを外れた選手は次のステージに出場できないことになっており、デュバルはブレーブスがリーグ優勝決定シリーズを突破した場合、ワールドシリーズに出場できない。

ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は、デュバルの状態について「とても痛がっている。今日、彼は球場に現れないだろう。でも、明日は球場に来て治療を受ける予定になっているよ」とコメント。「彼は故障してチームとともに戦えないことをとても悲しんでいた。彼は素晴らしい人間だし、一生懸命にプレーしていたから本当に気の毒だよ。タフな故障だ」とデュバルの心情を思いやった。

今季のデュバルは2度の1試合3本塁打を記録するなど自慢の長打力を発揮し、57試合に出場して打率.237、16本塁打、33打点、OPS.833をマーク。ただし、ポストシーズンでは1本塁打こそ放っているとはいえ、20打数2安打、OPS.443の不振に陥っていた。

一方、新たにロースター入りしたカマルゴは今季35試合に出場して打率.200、4本塁打、9打点、OPS.611を記録。打撃面ではデュバルほどの貢献は期待できず、二塁と三塁を中心に内外野の様々なポジションを守れるユーティリティ性が最大の武器だ。

デュバルを欠いたブレーブスは、リーグ優勝決定シリーズ第2戦でロナルド・アクーニャJr.を中堅から右翼、ニック・マーケイキスを右翼から左翼へ移し、中堅には有望株クリスチャン・パチェを起用。打線の迫力低下は避けられない。

なお、ドジャースのクレイトン・カーショウが予定通りに第2戦に先発した場合、ブレーブスはマーケイキスをベンチに下げて三塁のオースティン・ライリーを左翼へ移し、三塁にカマルゴを起用する予定だったことが明らかになっている。

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