ブレーブス2連勝 ドジャース怒涛の追い上げ及ばず

【ブレーブス8-7ドジャース】@グローブライフ・フィールド

ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦を制したブレーブスは、8対7で第2戦にも勝利。1995年以来25年ぶりとなるワールドシリーズ制覇に向けて連勝スタートを切った。主砲フレディ・フリーマンは先制弾を含む2安打3打点の活躍。先発の新人右腕イアン・アンダーソンは4イニングを無失点に抑え、ポストシーズンは15回2/3連続無失点となった(球団史上4位)。

22歳のアンダーソンが先発したブレーブスに対し、ドジャースは背中のけいれんで登板を回避したクレイトン・カーショウに代わって26歳の新人右腕トニー・ゴンソリンがポストシーズン初先発。アンダーソンは1回裏二死一・二塁のピンチを一塁フリーマンの好守で切り抜けると、3回裏二死満塁のピンチも無失点に抑えた。

4回表、ブレーブスは先頭のロナルド・アクーニャJr.が四球で出塁し、続くフリーマンがライトスタンドに突き刺さる2号先制2ラン。5回表にはゴンソリンと2番手のペドロ・バイエズに猛攻を浴びせ、有望株クリスチャン・パチェのタイムリー二塁打、フリーマンのタイムリー、トラビス・ダーノウの押し出し四球、オジー・アルビーズの犠飛で一挙4点を追加した。

与四球5と荒れ気味だったアンダーソンが4イニングを投げて降板したブレーブスは、2番手のタイラー・マツェックが2イニングを無失点に抑える好リリーフ。7回表二死一・二塁からダンズビー・スワンソンのタイムリー二塁打でリードを7点に広げ、直後の7回裏にコリー・シーガーの1号3ランで4点差に詰め寄られたが、9回表にアルビーズが2号ソロを放って8点目を奪った。

5点リードの9回裏は6番手のジョシュ・トムリンがマウンドに上がったが、シーガーのタイムリー二塁打とマックス・マンシーの1号2ランで3失点。2試合連続でアルビーズの本塁打をブルペンでキャッチしたマーク・マランソンが急遽登板し、コディ・ベリンジャーのタイムリー二塁打で1点差に詰め寄られたものの、8対7で辛くも逃げ切った。ブレーブスはポストシーズン初戦から7連勝。これは1976年レッズ、2007年ロッキーズ、2014年ロイヤルズ(8連勝)に次ぐ史上4チーム目の快挙である。

勝利投手は2回1安打無失点の好リリーフを見せたマツェック(1勝0敗)で、マランソンが1セーブ目を記録。ドジャース先発のゴンソリンは内容自体は悪くなかったものの、ブレーブス打線に効率よく得点を奪われ、5回途中3安打5失点で敗戦投手(0勝1敗)となった。

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