武蔵野美術大学と熊本県立熊本高等学校が高大連携協定を締結

プレスリリース
2020年10月14日
報道関係各位

武蔵野美術大学が初の高大連携協定を締結! 熊本県立熊本高等学校と創造的なイノベーション人材の育成が始動。

武蔵野美術大学(東京都小平市、学長:長澤忠徳)と熊本県立熊本高等学校(熊本県熊本市中央区、校長:越猪浩樹)は、10月12日付で高大連携に関する協定を締結しました。
この度の締結を記念し、別紙のとおり協定式ならびに「STEAM教育の未来とイノベーティブな人材育成」と題したシンポジウムを開催します。今後の取り組みにもご注目ください。

【ポイント】
武蔵野美術大学が高等学校と連携協定を締結するのは初めての事例となります。
文理や領域を超えた学びの提供と地域の枠にとらわれない新たな学びの形を目指します。
この協定締結を先駆けとして今後も円滑な高大接続を推進していきます。

【協定に至った経緯】
武蔵野美術大学が90年の歴史のなかで培ってきた「造形教育」と「教養教育」の両方を備える「創造的思考力」及び建学の精神である「教養を有する美術家養成」と、熊本高等学校の掲げる構想「イノベーティブなグローバル人材を育成するくまもとALネットワーク(KAN)の構築」(※文部科学省 令和2年度WWLコンソーシアム構築支援事業)が合致したため、共にSTEAM教育やイノベーション人材育成プログラムのさらなる普及・振興を目指すことを目的として実現しました。
本学の高大連携事業のねらいは、高校の探究学習の時間での学びと美術系大学での専門教育の連携を円滑にすることです。この協定に基づき、普通科高校での学びが美術系大学での学びにどう活きるのかを明らかにし、社会課題を解決・探究するための仕組みを構築します。連携事項は次の通りです。

【連携事項】
(1) 大学による高校への授業等の実施
(2) 教育プログラムの共同実施
(3) 大学の授業科目への高校生の受入れ及び入学前教育の実施
(4) 教育についての情報交換及び人事交流
(5) その他双方が協議し同意した事項

【協定に基づく主な取り組み】
熊本高校の生徒向けアート、デザイン教育プログラムの開催
武蔵野美術大学教員による出張講義
科目等履修生としての受入れ体制構築に向けた協議
地域における高大接続、大学連携の推進

注)
STEAM教育とは
Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(ものづくり)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の5つの単語の頭文字を組み合わせた造語です。これら5つの領域を重視する教育方針を意味します。

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別紙

武蔵野美術大学と熊本県立熊本高等学校 高大連携協定式 「STEAM教育の未来とイノベーティブな人材育成」シンポジウム開催について

日時: 2020年10月29日(木)14:00-
会場:熊本県立熊本高等学校
(熊本県熊本市中央区新大江1丁目8番)
協定式の様子は後日大学HPで公開する予定です。

第1部 協定式(14:00-14:20)
協定締結団体各代表者挨拶
協議経過報告
記念撮影

第2部 記念イベント(15:00-16:30)
「STEAM教育の未来とイノベーティブな人材育成」
登壇者:
長澤忠徳(武蔵野美術大学 学長)
前田康裕(熊本大学 大学院教育学研究科 准教授)
手嶋州平(Artful Mind Project代表)
岩本修一(熊本県教育委員会 高校教育課長)
竹中千尋(熊本県教育委員会 義務教育課長)
矢野幸彦(熊本県立熊本高等学校 美術教諭)
モデレーター:
越猪浩樹(熊本県立熊本高等学校 校長)

長澤忠徳

越猪浩樹

以上