ヴェンゲル、“プロジェクト・ビッグ・ピクチャー”に警鐘鳴らす「スモールクラブが死んでしまう」

元アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲル氏は、“プロジェクト・ビッグ・ピクチャー”に警鐘を鳴らした。

リバプールのオーナーが発案者となりマンチェスター・ユナイテッドが支援することで立ち上がった“プロジェクト・ビッグ・ピクチャー”は、プレミアリーグ1クラブ1票制を終わらせ権力の大部分をビッグクラブに委ねる提案に。イギリスのボリス・ジョンソン首相から非難され、イングランド・フットボールリーグ(EFL)のリック・パリー会長からは最大2億5000万ポンド(約350億円)のサポートは支持できるなど様々な意見が飛び交っている。そんな中、FIFAのグローバル・フットボール・ディベロップメント部門のトップを務めるヴェンゲル氏は、同提案に疑問を呈した。

「何も起こらなければスモールクラブは死んでしまう。1回の支払いで解決するとは思えない。問題ははるかに深刻だ。確かに資金は共有しなければならないし、トップクラブの収入はより小さなクラブに共有すべきだと思う。だとしても完全に国の伝統を無視するわけにはいかない」。

ヴェンゲルがPBPに警鐘を鳴らす

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