ロッテ・チェン、3300日ぶり復帰星ならず 浅村に勝ち越し弾浴び6回降板

ロッテのチェン・ウェイン【画像:パーソル パ・リーグTV】

2011年10月20日の広島戦以来となるNPBのマウンド 立ち上がりは盤石

■ロッテ – 楽天(14日・ZOZOマリン)

ロッテのチェン・ウェイン投手が14日、本拠地での楽天戦に先発。中日時代の2011年10月20日の広島戦(マツダ)以来、3282日ぶりとなる日本でのマウンドで6回7安打2失点。浅村に勝ち越し弾を浴び、1-2とリードを許して降板した。

赤色が鮮やかな「CHIBAユニホーム」を身にまとったチェンは初回、先頭の小深田を3球で空振り三振に仕留めると、続く鈴木も捕ゴロに。さらに本塁打と打点でトップを走る浅村に対してはフルカウントから右飛に仕留め、最高のスタートを切った。

2回1死からロメロに右前打を許したものの、後続を難なく抑えて二塁を踏ませず。3回は三者凡退に仕留めて迎えた4回。1死から浅村と島内に連打を許して一、三塁に。続くロメロの右犠飛で同点を許した。5回は2死から連打を許して一、三塁を招いたが、鈴木を遊ゴロに仕留めて事なきを得た。

6回のマウンドにも立ったが、先頭の浅村に140キロの直球を完璧にとらえられ、左翼スタンドへの勝ち越しアーチを被弾。6回を終えて88球。2失点と試合はつくったが、2019年10月2日の阪神戦(甲子園)以来、3300日ぶりのNPB復帰星とはいかなかった。

チェンは2004年から2011年まで中日でプレーし通算127試合に登板し36勝30敗1セーブ、防御率2.59をマーク。2012年に海を渡り、オリオールズとマーリンズで通算219試合に登板し59勝51敗、防御率4.18の成績を残した。今季はマリナーズとマイナー契約を結んでいたが自由契約に。母国台湾に戻って調整を進めていた中、ロッテに9月に加入した。(Full-Count編集部)

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