弘前保健所管内 飲食店女性2人コロナ/感染判明の男性医師、3日に利用 

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 青森県は14日、弘前保健所管内で新たに70代と40代の女性2人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。2人は弘前管内の同じ飲食店に勤務している。12日に感染が判明した弘愛会病院(弘前市)の男性医師が今月3日にこの店を利用していた。県は店の従業員約20人全員をPCR検査する。来店客についても連絡先を把握しており、必要に応じ検査する。県内の感染確認は累計41人となった。

 男性医師が感染した可能性のある過去2週間以内で、この飲食店との接点があったことから、県はこの店で感染が広がった可能性があるとみて、感染経路を調べている。男性医師が他者に感染させる可能性があったのは発症2日前の6日以降とみられることから、県は医師から飲食店側に感染したとは考えにくいとしている。

 飲食店の女性2人は、ともに過去2週間以内の県外滞在歴がなく、感染者との接触の有無も不明で、感染経路は分かっていない。男性医師が店を訪れた3日に2人が勤務していたかどうかなど、勤務状況や行動歴、濃厚接触者は調査中。

 店の従業員の中には体調不良を訴えている人もおり、県は今後さらに感染者が増えてクラスター(5人以上の感染者集団)となる可能性もあるとしている。

 県によると、70代女性は10日に38度台の発熱やせき、全身のけん怠感があり、13日には嗅覚に異常を感じた。40代女性は13日に39度台の発熱や全身けん怠感、頭痛があった。2人とも13日に医療機関を受診し、14日に接触者外来で抗原検査を受けた結果、陽性と判明した。

 2人は男性医師の感染を知り、それぞれ発熱などの症状が出たことから医療機関を受診した。現時点ではともに軽症で、医療機関に入院する。