結核で昨年140万人死亡

減少もコロナ影響にWHO懸念

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 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は14日、昨年の結核発症者が世界で1千万人に上り、140万人が死亡したとの報告書を公表した。2015年からの5年間で発症者は9%減、死者も14%減となった。一方、新型コロナウイルスの拡大により医療機関に負担がかかり、結核への対応が不十分になるなどの影響で、20年の死者は20万~40万人増える恐れもあると懸念している。

 空気感染する結核菌には世界人口の4人に1人が感染しているとみられ、死者はエイズの69万人(19年)、マラリアの40万人(18年)を上回り、結核は世界最悪の感染症となっている。