オリ12球団ワースト今季12度目の完封負け 中嶋監督代行「悔しさは持っている」

オリックス・中嶋聡監督代行【写真:福谷佑介】

7回2死満塁、初球暴投で決勝点の荒西に注文「厳しい場面は分かっている」

■ソフトバンク 4-0 オリックス(14日・京セラドーム)

オリックスは14日、本拠地でのソフトバンク戦を0-4で敗れ12球団ワーストとなる今季12度目の完封負け。6回2死満塁から2番手で登板した荒西が初球に暴投で勝ち越しを許し、四球を与え降板。試合後、中嶋監督代行は「厳しい場面は勿論、分かっているがああいう場面で抑える強さを頑張って覚えてほしい」と奮起を促した。

先発の山崎福が6回まで無失点と相手エース千賀と互角の投げ合いを続けていたが、疲労が見え始めた7回に先頭の栗原に二塁打を浴び2死までこぎつけたが連続四球で満塁となり無念の降板。

中嶋監督代行は2番手に荒西をマウンドに送ったが、代打・長谷川の初球にまさかの暴投で勝ち越し点を献上。その後、制球が定まらず四球を与え降板。代わった山田が柳田に走者一掃のタイムリー三塁打を浴びこの回一挙4失点で試合は決まった。

試合のポイントなった7回の継投について中嶋監督代行は「厳しい場面なのは、もちろん分かっているんですけど。ああいう場面で立てる心境というか、ああいう場面で抑える強さを頑張って覚えてほしいですね」と荒西へ注文を付けた。

今季12度目の完封負けと打線が沈黙。好機で一本が出ない状況が続いているが「それぞれ悔しい思いをしていると思う。攻め方だとかデータが出て、自分たちでも分かってると思う。それがうまくいかない悔しさは絶対に持っていると思う。やってくれると思いますし、やらなきゃいけない。僕らがあそこ(打席)に立つわけじゃないんでね。そこに関してはあそこに立っている人がやっていくべき課題だと思う」と語っていた。(Full-Count編集部)

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