休暇村雲仙 来年3月閉館 利用客減にコロナ拍車

来年3月末で閉館する休暇村雲仙=雲仙市小浜町

 長崎県雲仙小浜町の諏訪の池のほとりにある宿泊施設、休暇村雲仙(運営・一般財団法人休暇村協会)が来年3月末で閉館することが14日、分かった。
 同施設は1974年10月に開業し、客室は43室。関係者によると、利用客の減少が続いている中、新型コロナウイルス感染拡大の影響で営業継続が困難になっているという。
 同施設の園地は市の所有だが、雲仙天草国立公園内に位置し、環境省が管理している。園地内にある諏訪の池キャンプ場と自然体験施設ビジターセンターは、同省が協会に運営を委託しており、協会が撤退すれば、新たな委託先を募ることになる。
 同協会は全国の国立公園内など37カ所で、低料金の宿泊施設を運営している。

 


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