スティーヴィー・ワンダー、およそ60年所属したモータウンを離脱

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スティーヴィー・ワンダーがおよそ60年間に渡って所属していたレコードレーベル、モータウンから移籍した。時代の象徴とも言える同社にわずか11歳の頃から所属していたスティーヴィーだが、今回ユニバーサル・ミュージック・グループ傘下のリパブリック・レコードから、自身の新レーベル、ソー・ホワット・ザ・ファス・ミュージックを設立した。

そして同レーベルから13日(火)、『ホエア・イズ・アワ・ラブ・ソング』『キャント・プット・イット・イン・ザ・ハンズ・オブ・フェイト』の2曲を同時リリース、さらにはニューアルバム『スルー・ジ・アイズ・オブ・ワンダー』も予定している。

しかし、今後もモータウンとの提携も考えているようで、先日の記者会見ではこう話している。「モータウンから移籍はしたものの、モータウンに別れを告げたわけじゃない。それこそデトロイトだから。だからモータウンとの企画を何か立てることにはなると思う。(2013年発表の)『ゴスペル・インスパイアード・バイ・ルラ』みたいのとかさ。今後考えていくつもりだ」

また、新曲『ホエア・イズ・アワ・ラブ・ソング』については、18歳の時に執筆した曲ではあるものの、現在の世界状況を見て、今回リリースを決めたと明かす。「全ての困惑や嫌悪、東対西、左対右。解決が難しいことばかりだ」

そして、バスタ・ライムズやラプソディー、コーデー、チカをフィーチャリングした『キャント・プット・イット・イン・ザ・ハンズ・オブ・フェイト』では、この歴史的にも重大な時において、自分たちの立場を考える時だということをテーマにしているそうで、「今こそ変化の時」「運命に何て任せていられない。誰も待つ時間なんてないんだ」「この死のウイルスの治療法を探すことを、運命に任すことなんてできない」「祈るとかなんでも出来ることをしないと」と説明している。

スティーヴィーにとって、モータウンから発表した最後のアルバムは2005年の『タイム・トゥ・ラヴ』となる。