「十八親和銀行女子陸上部」 実業団駅伝で全国にアピール 

「十八親和銀行」として新たな一歩を踏み出すメンバー=長崎市総合運動公園

 今月1日、十八銀行と親和銀行が合併して誕生した「十八親和銀行」。1993年創部の十八銀行女子陸上部も「十八親和銀行女子陸上部」として、18日の全日本実業団対抗女子駅伝予選会に臨む。コーポレートカラーに採用された雲仙ツツジのピンク色を取り入れた新ユニホームの初陣だ。
 28年目の今季は、部員7人で活動する。大黒柱は2018年アジア大会マラソン銀メダルの野上恵子。駅伝やトラックの各種大会で活躍して「十八銀行」の“広告塔”の役割を果たしてきた。
 入行14年目のリーダーに続くのは、20歳前後の若手たち。実業団3年目で主将の本田純麗、19歳の藤村光紀、三宅翔子らが伸びてきた。予選会は沿道応援自粛のため、吉井賢監督は「テレビを通じて、皆さんに元気に走っているところを見てほしい」と期待する。前半から状態のいい選手を起用して流れをつくっていきたい。
 全日本の舞台はこれまで18回立ってきたが、16年を最後に遠ざかっている。本田は「今年こそ全国へ行って、新しい行名をアピールしたい」とチームの思いを代弁する。

 十八親和銀行は18日に福岡県宗像市の宗像ユリックス発着コース(6区間42.195キロ)で行われる全日本実業団対抗女子駅伝(11月22日・宮城)予選会に出場。上位14チームが得る全日本切符獲得を目指す。

 


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