ドジャース初回11得点で大勝 マンシーがとどめの満塁弾

【ドジャース15-3ブレーブス】@グローブライフ・フィールド

第2戦の最終回に怒涛の追い上げを見せたドジャース打線の勢いは本物だった。初回からブレーブス投手陣に襲いかかり、ポストシーズン新記録となる1イニング11得点。3回までに大量15点を奪ってポストシーズンのチーム記録を更新し、15対3で大勝した。勝利投手は5回3安打1失点の好投を見せたドジャース先発のフリオ・ウリアス(1勝0敗)。1回持たず7失点でノックアウトされたブレーブス先発のカイル・ライトが敗戦投手(0勝1敗)となった。

初回のドジャースの攻撃は見事だった。先頭のムーキー・ベッツが内野安打で出塁すると、コリー・シーガーのタイムリー二塁打であっさり先制。二死後、ウィル・スミスにもタイムリー二塁打が飛び出し、コディ・ベリンジャーが四球を選んだあと、ジョク・ピーダーソンの1号3ラン、エドウィン・リオスの1号ソロと二者連続アーチでリードを6点に広げた。

クリス・テイラーが四球を選んだところでライトは降板し、ブレーブス2番手のグラント・デイトンが登板。しかし、ドジャース打線の勢いは止まらず、ベッツが四球のあと、シーガーがこの回2本目のタイムリー。さらにジャスティン・ターナーの死球で二死満塁となり、マックス・マンシーが右中間へとどめの2号グランドスラムを叩き込んだ。

ポストシーズンでの1イニング11得点は、昨年の地区シリーズ第5戦でカージナルスがブレーブスを相手に記録した10得点を上回る新記録。また、ポストシーズンの初回に3本のアーチを記録するのも史上初の快挙だった。さらに、ポストシーズンでの1試合15得点はチーム記録を更新。まさに記録づくめの一戦となった。

ドジャースは2回表にベリンジャーの1号ソロで1点、3回表にシーガーの2号ソロなどで3点を追加し、ブレーブスは3回裏にクリスチャン・パチェが1号ソロを放ったものの、その後は9回裏に2点を返しただけ。試合は両軍の主力選手が途中から次々にベンチへ退く展開となり、ドジャースはクローザーのケンリー・ジャンセンを6回裏に調整登板させる余裕も見せた。

連勝スタートを切ったブレーブスがまだ2勝1敗でリードしているが、シリーズの行方は全く分からなくなった。

© MLB Advanced Media, LP.