スプリンガーが決勝アーチ 筒香初安打のレイズ4連勝ならず

【レイズ3-4アストロズ】@ペトコ・パーク

レイズが3連勝でワールドシリーズ進出に王手をかけて迎えたリーグ優勝決定シリーズ第4戦は、昨季のリーグ王者・アストロズが意地を見せ、4対3で勝利。5回裏に飛び出したジョージ・スプリンガーの一発が決勝点となり、レイズの4連勝を阻止した。レイズの筒香嘉智は「8番・指名打者」でスタメン出場して4打数1安打。ポストシーズン初安打を記録したが、9回表二死三塁でライトフライに倒れ、最後の打者となった。

レイズは前日の試合で死球を受けて途中交代したケビン・キアマイアーが大事を取ってスタメンを外れたため、右翼のマニュエル・マーゴが中堅、指名打者のオースティン・メドウズが右翼へスライド。これにより指名打者の枠が空いたため、技巧派右腕のザック・グレインキー対策として筒香に地区シリーズ第3戦以来の出番が巡ってきた。

後がないアストロズは1回裏、ホゼ・アルトゥーベがレイズ先発のタイラー・グラスナウから3号ソロを放って1点を先制。アルトゥーベは3回裏二死一・二塁のチャンスでもライトへのタイムリー二塁打を放ち、アストロズが2点をリードした。

ところが直後の4回表、グレインキーが一死一塁からランディ・アロサレーナに2号同点2ランを被弾。4回裏はグラスナウに三者凡退に抑えられ、嫌なムードになりかけたが、5回裏一死からマーティン・マルドナードがレフト前ヒットで出塁し、スプリンガーがレフトへの1号2ランを放って勝ち越しに成功した。

グレインキーは6回表に二死満塁のピンチを迎えたが、低めのチェンジアップでマイク・ブロソーを空振り三振に仕留めてピンチを脱出。7回以降は2番手のクリスチャン・ハビアーと3番手のライアン・プレスリーがレイズの反撃を1点にとどめ、4対3で逃げ切った。

勝利投手はグレインキー(1勝0敗)、敗戦投手はグラスナウ(0勝1敗)で、プレスリーが1セーブ目を記録。なお、筒香はショートゴロ併殺打、セカンドゴロ、ピッチャー強襲内野安打、ライトフライで4打数1安打だった。

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