全国的に気温高い 関東以西は月末まで秋晴れ少なく 1か月予報

 気象庁は15日(木)、向こう1か月(10/17~11/16)の天候の見通しを発表した。全国的に気温が高く、北日本は月末にかけて気温が平年よりかなり高くなる所がある見込み。前線や湿った空気の影響で、東・西日本の太平洋側の日照時間は平年より少なくなりそうだ。

週ごとの天候予想

1か月予報(平均気温)。出典:気象庁ホームページ

 1週目(10/17~10/23) 気温は全国的に高温傾向。東日本の太平洋側と西日本は、前線や湿った空気の影響を受けやすいため、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。  2週目(10/24~10/30) 暖かい空気に覆われやすく、全国的に高温傾向が続きそうだ。東日本の太平洋側と西日本は、1週目と同様に前線や湿った空気の影響を受けやすいため、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。

1か月予報(降水量)。出典:気象庁ホームページ

 3~4週目(10/31~11/13) 引き続き暖かい空気に覆われやすく、全国的に高温傾向が見込まれる。天候は全国的に平年程度となり、東日本の太平洋側や西日本は数日の周期で天気が変わり、平年と同様に晴れの日が多くなりそうだ。

高温に関する早期天候情報

 北海道は16日(金)は寒気の影響を受けて低い所があるが、その後は平年並みか高い日が多くなりそうだ。特に、21日(水)頃からの5日間ほどは、暖かい空気が流れ込みやすいため、かなり高くなる可能性がある。このため、札幌管区気象台は北海道に「高温に関する早期天候情報」して、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

© 株式会社ウェザーマップ