名作の教師役を演じた舞台が再演となった佐藤隆太

俳優の佐藤隆太の主演で、18年10月に日本で初演された舞台「いまを生きる」が、来年1月16日から東京・新国立劇場で再演されることを、一部スポーツ紙が報じた。

同作は、1989年に米俳優の故ロビン・ウィリアムズ主演で映画化され、2016年に米オフ・ブロードウェイで舞台化された名作。

記事によると、1950年代の米・ニューイングランドの厳格な全寮制男子校を舞台に、赴任してきた型破りな教師ジョン・キーティング(佐藤)が、詩と文学を通じて生徒たちの意識を変えていく姿を描く。

再演では生徒役の新キャストとして、俳優の瀬戸利樹、ジャニーズJr.の佐藤新らが出演する。

今や名優となった佐藤だが、1999年に舞台で俳優としてデビュー。05年放送の「海猿 UMIZARU EVOLUTION」では伊藤英明演じる主人公の相棒役を演じ、一躍、その名前が売れた。

そして08年、連ドラ初主演作のTBS系ドラマ「ROOKIES」が大ヒット作となった。

「演じたのは問題児だらけの野球部の顧問をつとめることになった熱血教師。生徒役は市原隼人、城田優、佐藤健、桐谷健太ら現在の主役クラスばかりだったが、当時はまだ若くてかなりやんちゃ。佐藤がうまく“まとめ役”になって現場を回していたが、あの役は佐藤じゃないとつとまらなかった。ドラマの全話平均視聴率は15.0%、翌年公開の映画版は興行収入85.5億円の大ヒット作となった」(芸能記者)

07年には母校である日本大学藝術学部が出身者の功績を讃える目的で設立した「日藝賞」を受賞。脚本家の三谷幸喜氏と共に第1回目の受賞者として授賞式に臨んだ。

プライベートでは09年に結婚し、これまで3人の子どもに恵まれている。

数々の役をこなしているが、教師役はハマり役なのかもしれない。

© 株式会社ジェイプレス社