アイスランドのマルチインストゥルメンタル奏者/コンポーザーのオーラヴル・アルナルズが、11月6日発売となるニューアルバム『some kind of peace』からイギリス人ミュージシャンのボノボをフィーチャリングした最新シングル「Loom」を配信リリース。また、ミュージック・ビデオ(MV)が10月16日午前3時45分からYouTubeチャンネルにてプレミア公開されることが決定した。
ボノボは、UKブレイクビーツの潮流を汲むエレクトロニック系ミュージシャンとして、今ではイギリスの代表的な人気プロデューサーとしても、多くのミュージシャンから注目される存在だ。
新曲について、ボノボは「去年1週間、アイスランドでオーラヴルと過ごしたんだ。キャンプをしたり、彼のスタジオで音楽を作ったり、レイキャビクの特別な小さなパーティでキアスモスとプレイしたり・・・。〈Loom〉はその時期、二人で作った曲の一つ。オーラヴルと一緒に曲を作れたのは僕にとっても名誉なことだ。彼は友人であり、僕が心から尊敬する人だよ」とコメントしている。
またアルナルズも、「僕は昔からボノボ(サイモン)のファンだったんだ。数年前に知り合って以来の友人だよ。アルバムに取りかかり始めたものの、気付くといつも〈Loom〉という1曲に戻ってしまっていた。それでこの曲こそアルバムをスタートさせるのにぴったりの1曲目だと思ったのさ。春にかけ、二人でリモート作業を続け、心から誇りに思える曲が出来上がったんだ」と話す。
MVの撮影はニールス・カスティヨン、振り付けはファニー・セイジ。緑の山々に囲まれた水の中を3人のダンサーの優美に動きから、次第に動きは不安定さを増し、やがて穏やかながらもクライマックスの瞬間を迎え、孤独なダンサーは水を後にする、という楽曲を見事な映像美で捉えた仕上がりとなっている。
「撮影は高度2千メートルの山間の湖で行なったよ。日常生活から切り離された、静寂で、現実とは思えぬ場所の中で4日間、僕らは夢中だった。そして、水は切るように冷たく、ダンサーとクルーにとっては非常に過酷な経験だった。それはこのユニークな小さなアート映像の全てのショットから、感じ取れると思う」と、カスティヨンは語る。
なお「Loom」のミュージック・ビデオのプレミア公開では、アルナルズ、ボノボ両アーティストがチャットで参加する予定。
〈Loom feat.ボノボ〉 ミュージック・ビデオ
2020年10月16日(金)午前3時45分~ プレミア公開
YouTube:Ólafur Arnalds, Bonobo – Loom (Video Premiere and Artist Chat)
■商品情報
オーラヴル・アルナルズ
『some kind of peace 』