24歳のヴァイオリニスト=ランダル・グーズビーと名門デッカが契約&2021年春デビュー

クラシックの名門レーベル「デッカ・クラシックス」が、名高いスフィンクス・コンクールのジュニア部門において最年少で優勝した24歳のアメリカ人ヴァイオリニスト、ランダル・グーズビーとの契約を発表した。

今回の発表について、ランダルとドミニク・ファイフ、デッカ・クラシックス・レーベル・ディレクターは次のようにコメントしている。

ランダル・グーズビー:

「私のデビュー・アルバムをデッカ・クラシックスのチームとリリースできる事にとても興奮しています! このレーベルは私の好きなアーティスト達や、私に音楽的影響を与えてきた人達の属するレーベルなので、そんな尊敬されているラインナップに自分の名前が追加されてとても嬉しいです。私にとって音楽は他の人をインスパイアする手段です。私のアーティストとしての目的の一つはクラシック音楽界での黒人の声を拡げ、この素晴らしい音楽の知名度を上げる事です」

ドミニク・ファイフ、デッカ・クラシックス・レーベル・ディレクター:

「ランダルと私が初めて会ったのは2019年の2月のことで、私はその時から彼の成長を注意深く見守ってきました。彼ほどこの上なく雄弁な演奏家であると同時に、クラシック音楽の価値を広く知らしめる存在を見つけられる事は稀です。彼の演奏はイツァーク・パールマンの生徒に相応しく、黄金期のヴァイオリン奏者を彷彿とさせるもので、音楽教育、アウトリーチそして、多様性の擁護において、彼は我々の業界の将来のためのアンバサダーでもあります。ランダルは私たちに刺激を与えてくれるでしょう、そしてデッカ・クラシックスは彼を歓迎します」

2021年春にリリースが予定されているデビュー・アルバムは、黒人クラシック作曲家の作品のコレクション。アフリカ系アメリカ人の父と日本で育った韓国人の母の間に生まれた彼は、まさにクラシック音楽界の多人種化の象徴といえる。

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