バラの名所として知られる神奈川県平塚市寺田縄の県立花と緑のふれあいセンター「花菜ガーデン」で約千種、約2千株のバラが見頃を迎えている。咲き誇る大輪が秋のバラ特有の強い香りを漂わせている。
園内には「芳純」や「あゆみ」など香りのいい65種を集めたエリアも設置。甘い紅茶や芳香剤のようなかぐわしい香りを楽しむことができる。
新型コロナウイルスの影響で春の開花時期は閉園中だったこともあり、秋のシーズンの客足は例年の2倍ほどに。来園者はマスクをずらし、秋の香りを楽しんでいた。
同ガーデン担当者は「朝夕の寒暖差で秋は色合いも深く、香りも一日を通して楽しめるのが特徴。甘い香りからスパイシーな香りまで楽しんでほしい」と来園を呼び掛けている。
11月3日まで「ローズフェスティバル」が開かれ、会期中は無休。午前9時から午後5時まで。