「Sporting News」の各賞発表 MVPはWソックス・アブレイユ

日本時間10月16日、「Sporting News」による各賞の受賞者が発表された。「Sporting News」は1936年から選手・監督・球団首脳への調査をもとに各賞の受賞者を決定しており、今季も9月中に調査を実施。年間最優秀選手は両リーグから1人、新人王、カムバック賞、最優秀監督はいずれも各リーグから1人が選出され、両リーグ最多の60打点を叩き出したホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)が年間最優秀選手に輝いた。

アブレイユは76安打、60打点、長打率.617、148塁打の各部門でリーグ1位の数字をマークしたほか、リーグ2位の19本塁打を放ち、調査対象となった180人の選手から47票を集めた。アブレイユを含む15人の選手が得票し、25票のシェーン・ビーバー(インディアンス)が2位、20票のフレディ・フリーマン(ブレーブス)が3位にランクイン。ホワイトソックスの選手が年間最優秀選手に選ばれるのは1959年のアーリー・ウィン、1993年のフランク・トーマスに次いで3人目となる。

アメリカン・リーグは、新人王にカイル・ルイス(マリナーズ)、カムバック賞にカルロス・カラスコ(インディアンス)、最優秀監督にケビン・キャッシュ(レイズ)が選出。一方のナショナル・リーグは、新人王にジェイク・クロネンワース(パドレス)、カムバック賞にダニエル・バード(ロッキーズ)、最優秀監督にドン・マティングリー(マーリンズ)が選ばれた。

また、各球団のフロントオフィスのリーダーへの調査をもとに決定される年間最優秀エグゼクティブにはホワイトソックスのリック・ハーンGMが選出。アブレイユとの再契約、ダラス・カイケルとヤスマニ・グランダルの獲得、ルイス・ロバートとニック・マドリガルの昇格などでチームを強化し、2008年以来12年ぶりのポストシーズン進出を達成したことが高く評価された。

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