【熊本県感染症情報】梅毒患者3人 今年累計100人

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 5~11日の熊本県感染症情報によると、性行為で感染する梅毒の患者3人の報告があった。今年の累計は100人となり、前年同期(112人)より少ないものの、県健康危機管理課は「今後も増加が懸念されており、コンドーム使用や早めの受診を心掛けてほしい」と呼び掛ける。

 梅毒は主に性行為で他人の粘膜や皮膚に直接触れることで感染。感染後約3週間の初期には感染部位にしこりができたり、股の付け根のリンパ節が腫れたりする。「治療せずいったん症状が治まっても、3カ月後や数年後に異なる症状が出て死亡することもある。妊婦は胎児に感染する場合もあり、注意が必要」と同課。

 全国では2013年から増加傾向にあり、県内では17年から右肩上がりに急増。19年の累計は135人だった。患者の年齢層は男性が20~70代と幅広く、女性は20~30代と比較的若い人が多い。

 一方、県内50定点で調べている感染性胃腸炎は94人(前週比9人増)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎38人(13人増)、突発性発疹35人(3人増)。全数報告分は梅毒のほか、腸管出血性大腸菌感染症1人など。(川崎浩平)