大学祭 新型ウイルスで様変わり 県内 オンライン開催、3密を避けられず中止も

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オンラインで開催予定の新大祭に向けて行われたカラオケ企画の事前収録=新潟市西区

 新型コロナウイルス禍の影響で、新潟県内大学の大学祭は、例年とは様変わりしそうだ。学生が中心になって大学構内に模擬店を並べるのは秋の風物詩だったが、今年は感染防止のため新潟大(新潟市西区)などはオンラインで開催することにした。一方、3密を避けられず、準備期間も足りないとして中止した大学も少なくない。

 新大では、恒例の新大祭を10月17、18の両日、オンラインで実施する。新大祭ホームページから各サークルのパフォーマンスや、お笑い芸人のライブなどを配信。VR(仮想現実)技術も用い、キャンパスに実際にいるかのような感覚を味わえる工夫をするという。

 新大では現在、多くの授業がオンラインで行われ、学内への出入りにも制限がある。主催する新大祭常任委員会によると、打ち合わせはビデオ会議アプリで行い、大学側との調整や協賛金集め、参加サークル募集も手探りで進めてきたという。10、11の両日には、こまめに換気をしながら、カラオケ企画などの事前収録を行った。

 新大祭常任委員会の菊池泰生委員長(20)は「多くの人に楽しんでもらいたい。まだ学内にほとんど入ったことがない1年生にも大学の雰囲気が伝わるような新大祭にしたい」と意気込む。

 県立大(新潟市東区)も24、25の両日に「連花祭」をオンラインで行う。新潟医療福祉大(新潟市北区)は11日に「伍桃祭」をオンラインで開催した。

 新潟食料農業大(胎内市、新潟市北区)は、学外からの人は入れずに、学生同士の交流イベントとして11月8日に行う予定だ。

 一方、他の大学は学内での3密を避けられないことなどを理由に中止を決めた。長岡造形大(長岡市)は「オンライン開催も視野に学生たちがぎりぎりまで模索してきた。だが前期に対面授業が少なかった中、集まって話し合うことができず、中止することにした」(学生支援課)とした。