海の豊かさを守ろう ~私たちにできること「海にごみを捨てない」~1年でおよそ25%に減少【地球派宣言】

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10月10日(土)、宮島で清掃活動が行われました。
その場所は、商店が立ち並ぶ場所でも、観光客が多いスポットでもなく、公共のビーチ。
そこには、枯れ木に混ざった多くのゴミが漂着していました。ゴミの中には、カップ麺の容器や、ペットボトル、大きなプランター、散弾銃の弾の一部も。

最も多かったものは、カキ養殖に使われるプラスチック製のパイプ。水に溶けない材質のため、そのままの形でビーチに流れ着いていました。
特に台風が過ぎたあとは、その数も多いそうです。劣化して小さくなったマイクロプラスチックが、魚の体内から発見された事例もあります。

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2時間ほどの清掃で集まったプラスチックのパイプは、78.9キロ。
ほかにも、養殖に使われる、発泡スチロール製の“浮き”が漂着して、石や砂で擦れて粉になり、キャンプ場の芝生にまで広がっていました。

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県漁連によると、カキの生産者自らが流出防止対策をたて、作業の段階でプラスチックごみが流出しないよう回収策を強化しているそうです。
おととしから始まった県の調査によると、海洋ゴミの量は1年でおよそ25%に減ったそうです。それでも、ゴミがなくなったとはいえない状況です。

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私たちにできることは海にゴミを捨てないこと。
一人一人が、ゴミに対する意識を持つことは、将来の海の環境を変えることに繋がるのです。

広島ホームテレビ『みみよりライブ 5up!
地球派宣言コーナー(10月14日放送)

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