海の暴れん坊マンビカー

 ミーニシの吹く季節になると残波岬周辺や真栄田岬周辺などでマンビカーが釣れる。引きは強く「万力」からその名が付いたという説もある。

 10月4日、嘉手納漁港から海輝丸で午前7時に出船した。メンバーは具志堅翔哉さんと野原善輝さんと、この船の常連の渡久地長幸さんの3人。午前中は、浦添沖で季節の終盤になったライチキャスティングで、イシミーバイや、ハンゴーミーバイやクチナジなどが安定して釣れた。

 午後からは残波岬沖のポイントに移動し、マンビカーの回遊を待った。しばらくしてトビウオが逃げる姿を発見した。その方向にルアーを投げ、アクションを加えながらラインを巻き取っていると、水しぶきを上げマンビカーがヒット。豪快にジャンプを繰り返し激しく抵抗する。強い引きを楽しみながら船縁まで寄せると船長が大きなタモ網で引き揚げるが船上でも大暴れした。船長が素早く、急所を刺すと、ようやくおとなしくなる。大型クーラーボックス二つが満杯になったので、帰港した。海輝丸(電話)090(9787)1570前川船長。

 9月26、27日にGFG沖繩青年部3魚種釣り大会が開催された。ウキ釣りで釣れた3魚種の魚1匹ずつの総重量を競う。27人が参加した。主な結果は次の通り。1位玉城晃4.4キロ、2位東江龍次3.13キロ、3位金城真也2.1キロ。 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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