【新型コロナ】16日の横浜市、入院の80代男性死亡 新規感染は41人

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は16日、入院していた80代男性が死亡した、と発表した。また、10~90代の男女41人の感染が新たに確認された。80代女性が中等症で、40人は軽症または無症状。25人の感染経路が不明という。

 亡くなった80代男性は9月18日に発熱などの症状を訴え、同19日に陽性が判明。心臓病などの基礎疾患があったという。

 感染経路が分かっている16人のうち、30代女性はクラスター(感染者集団)が発生した東戸塚記念病院(同市戸塚区)の医療事務に従事。同病院の感染者数は計6人になった。

 クラスターが起きた市内のカラオケ店では、利用客の70代女性の感染を確認。同店では、これまでに店長や客計6人の陽性が判明している。

 市内のデイサービス施設では、勤務する20代女性介護士の感染が判明。既に利用者と介護士2人の感染が確認されており、市は濃厚接触者を調査している。

 感染経路不明者のうち、50代男性は市教育委員会人権健康教育部の指導主事。業務上、市民と接することはなく、マスクの着用を徹底していたため職場に濃厚接触者はいないという。

 感染者41人の年代別内訳は、20.30代9人、40.50代が各6人、70代5人、10.80代が各2人、60.90代が各1人。

◆横浜市・区別の患者発生数

 横浜市が16日までに公表した患者の区別発生状況は以下の通り。

 鶴見区=324人▽神奈川区=220人▽西区=142人▽中区=253人▽南区=262人▽港南区=210人▽保土ケ谷区=182人▽旭区=209人▽磯子区=138人▽金沢区=150人▽港北区=306人▽緑区=115人▽青葉区=312人▽都筑区=137人▽戸塚区=202人▽栄区=61人▽泉区=94人▽瀬谷区=93人▽市外=167人

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