悪意ある写真に兼近大樹「りんたろー。さんは写り悪い写真がネットニュースにあがると怒る」

ABEMAが、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より毎日生放送している。

■トランスジェンダーや性自認をめぐる社会の壁をEXITと考える

先入観が傷つける?りんたろー。「カミングアウトに対して自分の理解不足を謝罪することも大事」

多様な性の在り方をめぐる表現に、兼近「配慮することが、当事者に対して失礼にあたる時もある」

『ABEMA Prime』では、10月12日(月)~10月16日(金)の期間を『LGBT特集ウィーク』と題して、「男性の性暴力被害」や「身体の性の様々なカタチ DSD=性分化疾患」など様々なテーマを特集し、視聴者の皆様と一緒に考え議論を深めている。2020年10月15日(木)夜9時からの放送では、“性同一性障害”だと診断され、8年前に戸籍上の性別を女性から男性に変更したものの、望んでいたはずの男性としての生活に違和感を覚え、去年“性別の再変更”を行ったヒカリさんにお話を伺いながら、トランスジェンダーや性自認をめぐる社会の壁について番組MCのお笑いコンビ・EXITと考えた。

長年の違和感が「男性になる」ことで解消されるものではなかったと気付き、再度の性別変更に踏み切ったヒカリさん。しかし、一度目の“性別変更”の際に「性同一性障害特例法」によって定められている、子宮や卵巣などを摘出する、いわゆる「性別適合手術」を受けたことで、「男性のパートナーができても、“この方の子どもは産んであげられない”」という苦悩に直面していると言う。性別再変更をめぐる課題として、「医師が“誤診だ”と訴えられるリスク」などが紹介されると、りんたろー。は「自分すらわからないものを、カウンセリングだけで“性同一性障害”だと判断できるのか。難しい問題だなと思う」と指摘した。

また多様な性の在り方と適切なその表現について話題が及ぶと、兼近大樹は「こういう仕事をしていると当事者の方に会う機会がたくさんある。性について言及しないことや、配慮すること自体が失礼にあたるときもすごくある。例えば、お笑いでボケた相手に対してツッコまないのと同様に、オネエタレントの方が自身の性を受け入れて生きている中でそこに触れないのは失礼な場合もある。全員をひとくくりにするのではなく、色んな人の特性を見極めて個人のケースにあてはめることが大事だと思う」と持論を展開した。

一方で、“女性は男性と付き合うもの”など、自らの先入観によって図らずしも相手を傷つけてしまうことへの懸念については、りんたろー。は「自分の先入観に反してカミングアウトをされた時には、『ごめんね、そういうところに理解がなかったわ』と自らの理解不足を謝罪できることも大事な許容のステップだと思う」と語った。本放送の様子は、現在も「ABEMAビデオ」で配信中。

■アスリートの“性的画像”拡散問題対策、ビーチバレー坂口佳穂選手「諦めもあった、声上げた選手に感謝」

悪意ある写真に兼近大樹「りんたろー。さんは写り悪い写真がネットニュースにあがると怒る」

また、番組では、アスリートの性的な画像の拡散被害について、複数の現役女性アスリートが日本陸連に訴え出たことで、日本オリンピック協会の山下泰裕会長などが、対策に乗り出す方針を明らかにしたニュースを報じた。

この日、ゲスト出演したプロビーチバレーの坂口佳穂選手は「家族などから性的な写真の存在を教えられ、『自分の娘をこんな風に見て欲しいわけではないだろうな」と、申し訳なく思ったこともあった」と告白。さらに、 「携帯電話での撮影は禁止という大会や、撮影者が登録制の大会もある。選手が不審な動きに気付いて、『あの人ちょっと怪しいです』と言えばスタッフが声をかけることもできる。ただ、完全な規制は難しかった。ビーチバレーは水着の競技だし、撮られても仕方がないという声もあり、どこかで諦めの気持ちもあった。今回の話を聞いて、『声を上げて良かったんだ、動いてくれるんだ」と、すごくびっくりした。声を上げてくれた陸上の選手に『ありがとうございます』と言いたい。どんな対策が出てくるのか期待している」と率直な意見を語った。

このニュースをキッカケに「悪意のある写真」について話題が及ぶと、番組MCのEXIT・兼近は「りんたろー。さんは、自分の写りが悪い写真がネットニュースになるとめっちゃ怒る」と暴露。これに対して、りんたろー。は「どんなに嫌な書かれ方をしてもいいから、写真だけはかっこいいものをつかってほしい」と応じ、スタジオの笑いを誘った。本放送の様子は、現在も「ABEMAビデオ」で配信中。

■『ABEMA Prime』 放送概要

放送日時:毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送

(C)テレビ朝日

(C)AbemaTV,Inc.

© 株式会社ジェイプレス社