長崎県商工会議所女性会連合会(中嶋美暢会長)は13日、長崎市内で本年度の県大会を開き、女性が活躍できる環境づくりなどに取り組んでいくことを確認した。新型コロナウイルス禍の影響で、県内8会場をインターネットでつなぎ、初めてリモートで開催した。
女性経営者らの連携を深め、地位向上や地域活性化につなげようと毎年開催。事務局によると、今年はコロナで他県の女性会の県大会が中止になる中、「開催して少しでも地元企業に貢献しよう」と、全国に先駆けてリモートを取り入れた。長崎会場の約50人を含む計約200人が参加し、大会用に製作したそろいのマスクを全員が着用した。
中嶋会長は「経営者にも試練の年になった。古いものの継続とともに、新しい形に変化していく時代を次につなげていこう」とあいさつ。「『行動する女性会』として県のさらなる発展に貢献する」と宣言した。同市の漫画家、岡野雄一さんが講演し、亡き両親のエピソードを振り返りながら「毎日を大切に生きよう」と呼び掛けた。
新たな形で貢献を 全国初のリモート大会 長崎県商工会議所女性会連合会
- Published
- 2020/10/17 11:34 (JST)
- Updated
- 2020/10/17 11:47 (JST)
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