オープナーのミンターが快投 ブレーブス21年ぶりリーグ優勝なるか

勝てば1999年以来21年ぶりのリーグ優勝が決定するブレーブスは、リーグ優勝決定シリーズ第5戦の先発を任されたA・J・ミンターが見事なピッチングを見せた。オープナーとして先発のマウンドに立ったミンターは、3回42球を投げて被安打1、奪三振7、無四球、無失点の快投。ポストシーズンにおける3イニング以下の登板での最多奪三振記録を更新した。

マイナーでも先発の経験がなく、プロ入り後初めて先発のマウンドに立ったミンターは、1回表先頭の1番ムーキー・ベッツをライトフライ、2番コリー・シーガーを空振り三振に抑えたあと、3番ジャスティン・ターナーにレフトへの二塁打を浴びたものの、4番マックス・マンシーを空振り三振に仕留めて無失点。1回裏にチームがトラビス・ダーノウの犠飛で1点を先制すると、2回表は5番ウィル・スミスをショートゴロに打ち取ったあと、6番コディ・ベリンジャーと7番AJ・ポロックから二者連続で空振り三振を奪い、三者凡退に抑えた。

2回裏にチームがクリスチャン・パチェのタイムリーでリードを2点に広げると、ミンターは3回表も続投し、8番ジョク・ピーダーソン、9番クリス・テイラー、1番ベッツをいずれも見逃し三振に仕留めて前の回から五者連続三振。3回1安打無失点という見事なピッチングで自身の役割を果たした。

なお、ブレーブスは3回裏一死二・三塁からダンズビー・スワンソンがライト前へヒット性の打球を放ったものの、右翼ベッツがこれを好捕。三塁走者のマーセル・オズーナがタッチアップして生還したが、オズーナの離塁がベッツの捕球よりも早く、チャレンジの末に判定が覆ってダブルプレーとなった。

このプレーで試合の流れが変わり、ドジャースは4回表先頭のシーガーがブレーブス2番手のタイラー・マツェックから3号ソロ。ドジャースが1点差に詰め寄り、試合は2対1とブレーブスが1点をリードして前半の5イニングを終えている。

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