長崎県信用保証協会が顧客情報を誤送信 第三者へ流出なし

 長崎県信用保証協会は16日、顧客情報を含むデータファイルを金融機関1社に誤ってメール送信したと発表した。第三者への流出や拡散はないとしている。
 同協会によると、誤送信したのは166社分の名称や業種、保証金額・期間・制度名などのリストで、住所や生年月日などの個人情報は含まれていない。
 7日、同協会職員が金融機関担当者にメールを送る際、添付ファイルから個別データを削除し忘れた。送信直後にミスに気付き、受信メールの削除を求めた。金融機関は受信したノートパソコンごと隔離し保管。翌日、同協会職員立ち会いの下、削除した。
 同協会は「お客さまと関係機関に多大な迷惑と心配をかけ深くおわびする」とコメント。今後、添付ファイル送信時は個人情報を含まない場合も暗号化し、複数職員による内容チェックを徹底する。該当企業には説明文書を郵送しており、職員が電話で連絡することはない。問い合わせは同協会(電095.822.9174)。

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