新「立民」長崎県連が発足 衆院選へ準備 議員9人参加

発足した立憲民主党県連の代表として意気込みを語る山田朋子県議(左から2人目)=県庁

 旧立憲民主と旧国民民主などの合流新党「立憲民主党」の長崎県連が12日付で発足した。代表の山田朋子県議(48)は16日、県庁で開いた会見で「国民生活をより良くするために結集した。衆院選が年内にあるものとして、しっかり準備を進めていく」と述べた。
 県連は議員9人が参加。旧立民から松平浩一衆院議員(46)、幹事長の赤木幸仁県議(35)と市議5人、旧国民から山田代表と饗庭敦子県議(57)が加わる。立候補予定者らを含め14人が所属しているという。
 衆院選長崎2~4区に総支部を置き、2区は松平衆院議員、3区は旧立民県連代表の山田勝彦氏(41)、4区は元県議の末次精一氏(57)が立候補予定者として総支部長を務める。新「国民民主党」の西岡秀子衆院議員(56)が立候補予定の1区に総支部は設けておらず、赤木幹事長は「(新国民と)連携を深めたい」と話した。一方、衆院選での共産との共闘について、山田代表は「現時点では考えていない」とした。
 九州新幹線長崎ルートや石木ダム事業など県政の個別課題については今後議論し、県連としての考えをまとめていく方針。結成大会は11月中旬に党本部の枝野幸男代表らを招く方向で調整している。

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