ドジャースが接戦制して逆王手 リーグ優勝の行方は第7戦へ

【ブレーブス1-3ドジャース】@グローブライフ・フィールド

ブレーブスとドジャースによるナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第6戦は、前日の第5戦の3回裏に飛び出したムーキー・ベッツの好プレーで流れを引き寄せたドジャースが第6戦でもその勢いを維持し、接戦を制して3対1で勝利。対戦成績を3勝3敗として2年ぶりのワールドシリーズ進出に逆王手をかけた。リーグ優勝決定シリーズが両リーグとも第7戦までもつれるのは2003年、2004年に続いて史上3度目である。

ブレーブスがマックス・フリード、ドジャースがウォーカー・ビューラーという第1戦と同じマッチアップとなった一戦は、初回にドジャースがコリー・シーガーの5号ソロ、ジャスティン・ターナーの1号ソロ、コディ・ベリンジャーのタイムリーで3点を先制。ビューラーは直後の2回表に無死満塁のピンチを招いたが、後続3人を打ち取って無失点で切り抜けた。

ブレーブスは4回表に一死一・二塁のチャンスを作ったが、ビューラーの前に後続が倒れて無得点。一方のドジャースも4回裏に一死一・二塁の好機を迎えたものの、初回に二者連続アーチを放ったシーガーとターナーが凡退し、追加点を奪えなかった。

続く5回表、ブレーブスは二死一塁からマーセル・オズーナがライトへの大飛球を放ったが、右翼ベッツがフェンス際でジャンピングキャッチ。抜ければ間違いなく1点が入っていたという打球を好捕し、連日の好プレーで試合の流れをブレーブスに渡さなかった。

7回表、ドジャースは好投したビューラーに代えて2番手のブレイク・トライネンを投入したものの、ブレーブスは先頭のニック・マーケイキスがライトへの三塁打を放ち、無死三塁のチャンス。一死後、ロナルド・アクーニャJr.にタイムリー二塁打が飛び出したが、トライネンはフレディー・フリーマンとオズーナを力でねじ伏せ、ブレーブスの反撃を1点にとどめた。

ドジャースはその後、8回表を3番手のペドロ・バイエズ、9回表を4番手のケンリー・ジャンセンが三者凡退に抑え、3対1で逃げ切り。リーグ優勝の行方は明日の第7戦に持ち込まれた。勝利投手は6回7安打無失点のビューラー(1勝0敗)、敗戦投手は7回途中8安打3失点のフリード(0勝1敗)。最後を締めくくったジャンセンに1セーブ目が記録された。

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