九州高校野球長崎県大会 大崎 エース坂本、無四球完封

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【準決勝、大崎-長崎西】4安打完封した大崎のエース坂本=県営ビッグNスタジアム

 小気味いい投球で長崎西に三塁を踏ませなかった。大崎のエース坂本が12奪三振、無四球で完封勝ち。回を追うごとに調子を上げた右腕は「テンポの良さとコントロールには自信がある」と笑みを浮かべた。
 最速135キロを記録した直球に、カットボール、スライダーを交えて長崎西打線を翻弄(ほんろう)。「カウント1-2をつくれた」と振り返ったように、各打者を早めに追い込み、散発4安打に封じた。
 エースの快投を支えたのは、日野中時代からバッテリーを組む捕手調。「これまでリードが単調だった」との反省を生かして、内角球を効果的に使った。四回には正確な送球で二盗を阻止。2人の奮闘に清水監督も「きょうは配球がよかった」と満足げだった。
 打線は五回、それまで無安打に抑えられていた長崎西の先発原口から、村田が適時打を放った。ショートスイングで逆方向へ弾き返した貴重な先制打。七回以降は5点を追加して、坂本を力強く援護した。
 昨季からの県内公式戦無敗を守り、主要大会の“V3”へ王手をかけた。清水監督は「まだまだだが、投手力は昨季と遜色ない」と評価する。頼れる背番号1は「序盤が課題」と気を引き締め、地元開催の九州大会に向けて「応援してくださる地域の皆さんのためにも、二つ勝って必ず甲子園へ」と誓っていた。