アロサレーナの一発でレイズが先制 7本塁打はPS新人新記録!

アストロズとレイズによるアメリカン・リーグのリーグ優勝決定シリーズは、勝てばワールドシリーズ進出、負ければ敗退という運命の第7戦を迎えた。試合はアストロズがランス・マカラーズJr.、レイズがチャーリー・モートンの先発でスタートし、モートンが1回表を無失点に抑えると、1回裏にレイズが2点を先制。重要な先制点を叩き出したのは、またしても新星ランディ・アロサレーナのバットだった。

レイズは1回裏先頭のマニュエル・マーゴが死球で出塁。続くブランドン・ラウは空振り三振に倒れたものの、アロサレーナが真ん中低めの速球を振り抜くと、打球はフェンスを越えてセンター右への4号先制2ランとなった。

アロサレーナはヤンキースとの地区シリーズでも3本塁打を放っており、今日の一発が今回のポストシーズンで7本目のアーチ。2008年のエバン・ロンゴリア(当時レイズ・現ジャイアンツ)の6本塁打を上回り、ポストシーズンの新人新記録を樹立した。

また、レイズのポストシーズン記録は前出のロンゴリアと同年のB・J・アップトンによる6本塁打であり、メジャー全体の新人記録を塗り替えると同時に球団記録も更新している。

なお、メジャー全体のポストシーズン記録は、2002年のバリー・ボンズ(当時ジャイアンツ)、2004年のカルロス・ベルトラン(当時アストロズ)、2011年のネルソン・クルーズ(当時レンジャーズ・現ツインズ)がマークした8本塁打。彗星の如く現れた驚異の新人がこの記録も塗り替えることになるかもしれない。

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