スーパーフォーミュラ・ライツ:宮田莉朋が今季6勝目をポール・トゥ・ウインで飾る

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第8戦は10月18日、12時35分から19周の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)が逃げ切り優勝。今季6勝目を飾った。2位は阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)、3位は小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)という結果となった。

 19周の第7戦を終え、スーパーフォーミュラの公式予選を挟みわずか2時間強のインターバルで迎えた第8戦の決勝。午前に比べ雲が増えたものの、青空の下でスタートを迎えた。

 前日の第6戦の決勝結果で宮田がポールポジション、阪口が2番手というグリッドから切られたスタートでは、宮田が好スタートを決めトップで1コーナーへ。阪口が続いた。

 3番手には小高がつけ、僅差で河野駿佑(RS FINE K&N 320)が続くが、オープニングラップは小高が順位を守っていく。一方その後方では、前日5位に食い込み入賞を果たしたDRAGON(TEAM DRAGON SFL)に前日電気系トラブルでリタイアを喫した名取鉄平(TODA FIGHTEX)が急激な追い上げをみせ、2周目の馬の背でアウトからDRAGONをパス。名取が5番手につけていった。

 2周目、宮田は早々に1分12秒865をマークしリードを築きにかかるが、前日の第6戦とは異なり、阪口が2秒以内にピタリとつけていく。しかし、最後までその差は変わらず、宮田が今季6勝目を飾った。2位は阪口、3位は小高という結果となり、第6戦と同じ表彰台の顔ぶれとなった。

 4番手争いは終盤、名取が若干差を詰めたものの、河野が守り切り3戦連続の4位という結果に。名取は5位でレースを終えた。6位は入山翔(Albirex-RT)となった。

 DRAGON(TEAM DRAGON SFL)は第7戦と同じく7位でチェッカーを受け、マスタークラスで3連勝を飾ることに。2位はスタートで遅れたものの、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)をかわした植田正幸(Rnsports320)、今田は3位となった。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権

第8戦SUGO 決勝結果

※編集部集計

Pos No Cls Driver Car Engine Laps Grid

1 36

宮田莉朋 カローラ中京 Kuo TOM’S 320 トヨタ-トムスTAZ31 19 1

2 50

阪口晴南 Buzz Racing with B-MAX スピースA41 19 2

3 37

小高一斗 カローラ中京 Kuo TOM’S 320 トヨタ-トムスTAZ31 19 3

4 35

河野駿佑 RSFINE K&N 320 トヨタ-トムスTAZ31 19 4

5 2

名取鉄平 TODA FIGHTEX 戸田TR-F301 19 11

6 5

入山翔 Albirex-RT 東名TB14F3 2020 19 6

7 30 M DRAGON TEAM DRAGON SFL スピースA41 19 5

8 10 M 植田正幸 Rnsports320 スピースA41 19 7

9 51 M 今田信宏 JMS RACING with B-MAX スピースA41 19 8

10 52 M 畑享志 A-NeKT with B-MAX スピースA41 19 9

11 13 M 吉田基良 B-MAX ENGINEERING スピースA41 18 10

天候:曇り 路面:ドライ
ファステストラップ:宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320) 1’12.865 2/19

スーパーフォーミュラ・ライツ第8戦のスタートシーン
阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)
小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)
入山翔(Albirex-RT)
チェッカーを受ける宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)
スーパーフォーミュラ・ライツ第8戦表彰台
マスタークラス3連勝を飾ったDRAGON(TEAM DRAGON SFL)
今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

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