中国の中小銀行に押し寄せる合併・再編の波

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中国の中小銀行に押し寄せる合併・再編の波

浙江省慈渓(じけい)市を拠点とする慈渓農村商業銀行で行われた従業員技能コンテスト。(7月10日撮影、慈溪=新華社記者/徐昱)

 【新華社北京10月18日】中国の銀行保険監督管理委員会はこのほど、同委員会の雲南監管局が、雲南勐海農村商業銀行の設立を許可したと明らかにした。設立準備チームが法律・法規に基づき、許可日から6カ月内に準備を完了させる。

 同委員会の公式サイトによると、中国では今年以降、中小銀行の設立が40行以上許可されている。その数は9月だけでも新疆鄯善農村商業銀行、内モンゴル開魯農村商業銀行、新疆新源農村商業銀行、新疆瑪納斯農村商業銀行、四川銀行など7行に上る。

 業界関係者は、中小銀行の設立が小規模・零細企業向けの業務を強化し、地方経済の発展を促進するとみている。大手銀行の業務の空白を埋めることで、金融サービスの不十分、不均衡さが改善され、サービスの精度が高まると期待する。

 これらの銀行の多くが合併と再編により誕生している。徐州農村商業銀行は徐州淮海農村商業銀行、徐州銅山農村商業銀行、徐州彭城農村商業銀行の3行、陝西楡林農村商業銀行は陝西楡林楡陽農村商業銀行と陝西横山農村商業銀行の2行がそれぞれ合併した。

 東北証券の付立春(ふ・りつしゅん)リサーチディレクターは、激しい市場競争により多くの小規模地方銀行が圧力にさらされており、合併や再編が一つの流れになっていると説明。これらの動きは銀行がスケールメリットを発揮し、ブランド力を向上させる上でプラスとなり、リスク管理、資金投入の度合いや方向性を把握する上でも有利になるとの見方を示した。