中国人強制連行を追悼、広島

西松建設和解の碑10年

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「中国人受難之碑」に献花する参加者=18日午後、広島県安芸太田町

 太平洋戦争中に強制連行された中国人を使役した西松建設(東京)と元労働者らが、和解事業の一環として広島県安芸太田町の労働現場跡に「中国人受難之碑」を建てて今月で10年となるのを記念し、市民団体が18日、碑前で追悼集会を開いた。参加者は「受難の歴史を継承し、二度と繰り返さない」と献花した。

 1944年に水力発電所建設のため中国人360人が連行され、過酷な労働や原爆で29人が死亡。元労働者らが西松建設に謝罪と賠償を求めた訴訟は2007年に原告敗訴が確定したが、09年に謝罪と賠償、碑の建設などで和解が成立した。