野左根が独走態勢を築き6連勝。3位フィニッシュの清成は車両違反で失格に/全日本ロード第4戦もてぎ JSB1000レース2

 10月18日に栃木県のツインリンクもてぎで行われた全日本ロードレース第4戦もてぎのJSB1000レース2は野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝した。

 日曜日は好天に恵まれたものの、早朝の霧の影響でスケジュールスタートが遅れ、JSB1000クラスのレース2は予定の23周から21周に減算されて行われた。

 午前中は陽射しがあったものの、午後から曇天。JSB1000クラスのレース2が始まるころには風も出て少し肌寒くなった。そんななかで好スタートを切ったのはポールシッターの野左根。

2020年全日本ロード第4戦もてぎ JSB1000 レース2:トップを走る野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)

 オープニングから逃げにかかった野左根を追ったのは中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)。セカンド集団を引っ張るのは加賀山就臣(Team KAGAYAMA)。清成龍一(Keihin Honda Dream SI Racing)、水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)と続く。

2020年全日本ロード第4戦もてぎ JSB1000 レース2:2位争いをする中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)と清成龍一(Keihin Honda Dream SI Racing)

 オープニングラップを終了した時点でヤマハファクトリーの2台は後続を2秒以上引き離した。セカンド集団のトップは2周目に清成に替わる。さらに水野も加賀山を捕らえて4番手に浮上。清成、水野がそれぞれ3番手、4番手を単独走行の様相。

 ファステストラップを連発しながら逃げる野左根は3周目には中須賀を引き離してトップ独走態勢に。これでトップ4台はそれぞれ単独走行に。

2020年全日本ロード第4戦もてぎ JSB1000 レース2:野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)

 レース後半。清成が中須賀との差をつめて2位争いを挑む。野左根は最後までハイペースで周回。後続に12秒以上の大差を築いて開幕6連勝。2位争いは清成を抑えきった中須賀に軍配が上がった。

2020年全日本ロード第4戦もてぎ JSB1000 レース2:車両違反で失格になった清成龍一(Keihin Honda Dream SI Racing)

 清成は3位でフィニッシュしたが、ブレーキの車両違反が確認され、大会審査委員会によって失格の裁定が下された。

2020年全日本ロード第4戦もてぎ JSB1000 レース2:野左根航汰と中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
2020年全日本ロード第4戦もてぎ JSB1000 レース2 暫定表彰式
2020年全日本ロード第4戦もてぎ JSB1000 レース2:野左根航汰と中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
2020年全日本ロード第4戦もてぎ JSB1000 レース2:6連勝した野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)

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